重要なお知らせエリアを非表示

染処風来坊

自然の色を日々の暮らしに furaibo

About わたしたちについて

染処風来坊について

本藍染・草木染の染色工房です。

  • 01

    藍染について

    発酵が支える日本の藍染
    ◆藍の色素(indigo)を持つ植物
    化学染料が使われる以前、人は長い間自然から色を得てきました。
    藍の色素を持つ植物も世界各地にあり、その土地や植物に合った方法で染められました。
    ヨーロッパのウォード、インド藍のナンバンコマツナギ・タイワンコマツナギ、東南アジアのリュウキュウアイ、中国や日本のタデアイ等です。

    ◆藍染の原料『蒅(スクモ)』
    タデアイの葉を腐葉土のように醗酵させたものを蒅といい、蒅を作る職人を藍師と呼びます。
    蒅は藍師のもと、惜しみない手間と一年という長い時間をかけて、丹精込めて作られます。
    藍師は全国で7人おり、風来坊では兵庫県の村井さんの蒅を主に、畑で自家栽培したものを足して使っています。

    ◆醗酵が支える藍染
    水に溶けないindigo色素を溶解し、染められる状態にすることを『建てる』といいます。
    化学薬品を用いた『化学建て』もありますが、風来坊では藍草のもつ菌の働きによる『醗酵建て』で染めています。
    雑木の灰から灰汁をとり、ふすま、清酒、石灰を使って菌が活動できる環境を整えます。

    ◆藍の色
    藍の菌はアルカリ性で活動し、酸素を嫌います。
    藍甕は、丁寧に建て、静かに使うことで、深みのある美しい色が染まります。
    建てる人によっても色味は変わります。
    明るく澄んだ色に染まるよう心がけています。
  • 02

    草木染について

    植物の生きる力をいただく
    植物に由来する色素は、総て植物内部の代謝によって生み出されます。
    植物が生きるために作り出したもので染めているということ。
    そのためどんな植物でも、染色は可能といえますが、色の美しさ、堅牢度等から、長く使われてきた染材を使って染めるようにしています。

    茜、小鮒草(八丈刈安)、山桃、五倍子、胡桃、コチニール・・・

    草木染は植物を煮出した液で煮ることと、媒染という、金属イオンによって染料を発色、定着させる工程を交互にくり返して染めます。
    媒染剤は、ミョウバンや鉄漿などの家庭で扱えるもののみ使用しています。

    一年でその植物のよい時期に採集し、澄んだ染料がとれるように煮出し、素材を傷めないように、使う目的に合わせて染めています。
    風来坊は、複数の植物や藍染と組み合わせたり、複数の媒染剤を分けて使う等して、複雑な色合いを作るのが好きです。
  • 03

    製品のお手入れについて

    長くご愛用いただくために
    ◆草木染・藍染◆
    お洗濯は、ぬるま湯に少なめの中性洗剤を入れ、手で軽く押し洗いし、脱水してから陰干してください。
    色移り防止のため、単品での手洗いにしてください。

    天然染料で染めたものは、汗、果汁、化粧品、直射日光等で色が変わることがあります。

    十分注意して染めておりますが、藍は摩擦に弱いので、濡れた状態では色移りすることがあります。重ねて身に着けるものにご配慮ください。
    もしも色移りしたときには、固形石鹸を直接こすり付けつまみ洗いしてください。

    ◆保管◆
    藍の色素は、紫外線で少しずつ無色に分解されます。
    直射日光、室内灯、湿気をさけ、清潔な状態で保管してください。

    その他お問い合わせは、染処風来坊までお願いいたします。
    長くお使い頂きたいので、染め直しもいたします。
    お気軽にご相談ください。

NEWS

Blogブログ